小唄 春日流 春日とよ由士 / 端唄 栄芝流 芝恵

お知らせ

  • 2015/07/11春日とよ由士 小唄会 国立文楽劇場 小ホール

小唄とは

小唄とは江戸時代末期に確立した三味線音楽の一つです。三味線といえば今「吉田兄弟」が大変有名ですが、小唄の三味線はあの様に撥を使って大きな音で弾いたりはしません。元々お座敷で楽しむために作られましたので、三味線を爪弾きし、あくまでも唄が主役です。

初めての方にも馴染みやすい、最もカジュアルな邦楽ですが、誰にでも作れる卵料理のように、極めようとすると、どこまでも奥が深いのが「小唄」です。

「和製シャンソン」とも呼ばれますが、シャンソンがそうであるように、生涯続けられ、しかも年齢に応じた味わいを出すことが出来るというのも、小唄の持つ奥深さではないかと思います。

小唄

近世初頭に、7775の近世小唄形式が確立

端唄とは

江戸の座敷唄の中心で、文化・文政(1804〜1830)の頃に流行し、弘化・嘉永(1844〜1854)の頃には、全盛期を迎えたといわれています。

長唄などの段物に対して、短い曲である事と、当世風で自由な曲調だといえます。季節の風景や、風物の擬人化、粋な恋愛模様を短い曲の中に折り交ぜてあり、中には洒落や風刺を利かせたものも多く、庶民に広く愛唱された様です。

また掛詞(かけことば)の技巧を取り入れたり、男女の秘め事・色事を花や風景などに例えて、ストレートに表現しない言葉遊びも特徴のひとつです。

とにもかくにも、江戸っ子は「粋」「いなせ」にこだわりを持っていたと思います。

端唄

三味線とは

3本の糸から奏でるものですが、弦楽器ではなく打楽器の一種になります。楽器から出る音を聞きながら弾き方を調整する、というのは電子楽器を除いて、どんな楽器でも必要なことだと思われるが、三味線はギターのようなフレットが付いていないので、まず音の高低を自分で調整しなければならない。その他にも音の大小、長短、音色、も自分の責任範囲なので、これでよい、という所がなくて限りなく奥が深いものです。

三味線

お稽古

小唄 春日流 (財)春日会評議員
春日 とよ由士
小唄は日本人の情感あふれる言葉の表現をしゃれた節で唄います。初めての方から名取、師範まで個人レッスンで、「白扇」「五万石」「からかさ」などの曲を毎月1曲づつ習得を目指します。 (金)
11:00〜12:00
12:30〜14:00
15:00〜16:30
18:00〜19:30
小唄 三味線 小唄の三味線はバチを持たない爪弾きで、まろやかな、やわらかい音色を出して曲の感情を表現します。三線符による譜面の読み取りなどの基礎から学び、個人レッスンで毎月1曲づつ取得を目指します。 (金)
14:00〜15:00
16:30〜17:30
端唄 栄芝流 栄芝流 師範
芝恵
端唄は日本の伝統的な三味線音楽の中でも親しみやすく、楽しい曲が多いです。三味線はバチを使って演奏します。唄も楽しい内容のものが多くあります。端唄の曲をやさしいものから順におけいこいたします。 第1・3(日)
10:30〜12:00

リンク